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COLUMN
2025.07.07
コラム

AGE(終末糖化産物)とは?老化を招く体内の“焦げつき”

1. AGEとは?(焦げつきが体を老けさせる)

AGE(Advanced Glycation End-products、終末糖化産物)とは、体内でタンパク質や脂質が糖と結びついてできる褐色の老化物質です。例えば食品を加熱調理するとこんがりと焦げ目がつきますが、体内でも同様に糖による“焦げつき”現象が起こります。この糖化反応(メイラード反応)では、最初にシッフ塩基やアマドリ化合物といった中間体が生じ、さらにゆっくりと進行して不可逆的なAGEが蓄積します。一度できたAGEは分解・排出されにくく、体のコラーゲンなどに長期間蓄積して老化を加速させる原因となります。

通常、AGEは血糖値の高い状態で体内で多く生成されます。しかし近年、食事や喫煙など外部から摂取されるAGEも無視できないと分かってきました。焼き目のついた食品やタバコ煙にはAGEが含まれ、こうした外因性AGEの約70%は体内に留まることが報告されています。結果として体内AGEの約1/3は食事由来とも言われ、毎日の食生活が私たちの老化度に大きく影響すると考えられます。つまり、“体内の焦げ”であるAGEをいかに増やさないかが健康な老化予防の鍵になるのです。

2. AGEが体に与える影響(老化、糖尿病、血管障害、肌のたるみなど)

AGEの蓄積は全身の組織に様々な悪影響を及ぼします。AGEはコラーゲンやエラスチンなどの繊維に架橋(クロスリンク)を形成し、組織を硬く脆くします。例えば血管壁でのAGE蓄積は弾力低下を招き、動脈硬化や高血圧の一因となります。また腎臓や眼の水晶体にAGEが溜まれば腎機能低下や白内障の原因となり、関節や軟骨のAGE蓄積は関節のこわばりや変形性関節症を促進します。このようにAGEによるタンパク質の劣化は全身の老化現象と密接に関係しています。

さらにAGEは細胞表面の受容体RAGEと結合し、炎症性サイトカインや酸化ストレスを引き起こすことで組織障害を進めます。慢性的なAGE-RAGEの刺激は血管内皮機能を損ない、糖尿病の三大合併症である網膜症・腎症・神経障害や、心筋梗塞・脳卒中といった大血管障害の発症リスクを高めます。実際、糖尿病は「身体を老化させる病」とも呼ばれ、血糖コントロール不良な人ほど認知症(アルツハイマー病)やがん、骨粗鬆症など様々な老年疾患の発症率が高いことが明らかになっています。

我が国では平均寿命と健康寿命(自立して生活できる期間)との差が9〜12年ありますが、糖尿病によるAGE蓄積はこの健康寿命を縮める大きな要因とされています。事実、糖尿病患者では腎不全による透析や失明、足の壊疽による切断など重篤な合併症リスクが飛躍的に上昇し、生活の質が損なわれます。AGEの蓄積がこれら合併症の一因であり、健康長寿の妨げとなっているのです。

また、AGEは美容面にも深刻な影響を与えます。皮膚のコラーゲン線維がAGEによって硬化すると、肌の弾力が失われシワやたるみの原因になります。実際、糖尿病患者の方は頬のちりめんジワや手のひらの黄ばみが顕著である場合があり、これは皮膚にAGEが蓄積した典型例です。AGEによる黄褐色の色素沈着が肌のくすみを生み、「糖化=肌の老化」とも言われるゆえんです。加えて、体内にAGEが多い人は筋力低下(サルコペニア)や骨密度低下との関連も示唆されており、全身の老化現象を加速させる「火種」と言えるでしょう。

なお、AGE蓄積を促す要因として生活習慣の乱れも挙げられます。日本人を対象とした調査では、喫煙・運動不足・精神的ストレス・睡眠不足、さらには加工肉や揚げ物・甘い物の過剰摂取といった食習慣が、年齢とは独立して皮膚AGE値(自家蛍光による測定値)の上昇と相関することが報告されています。言い換えれば、日頃の生活習慣を整えることがAGE蓄積予防につながり、ひいては老化や生活習慣病の予防につながると考えられます。

3. AGEを多く含む食品・調理法(揚げる・焼く vs 茹でる・蒸す)

食事から摂取されるAGEの量は、食品の種類と調理法によって大きく異なります。一般に肉類や脂肪の多い食品はAGEの原料(タンパク質・脂質)を多く含むため、穀物や野菜よりAGE含有量が高い傾向があります。特に油で揚げる、直火で焼く、炒めるといった高温調理ではAGEが大量に生成されます。

油料理は170〜200℃、オーブン焼きでは200℃以上にも達し、これら高温環境では加熱温度が上がるほどAGE生成も指数関数的に増加します。一方、水を使う調理(茹でる・蒸す・煮る)は沸点である100℃程度までしか温度が上がらないため、AGEの発生を抑えることができます。例えば同じ鶏むね肉でも、焼き鳥(直火焼き)では水炊きの約5〜10倍ものAGEが含まれるとの報告があります。つまり、「こんがり焼けた茶色い焦げ目にはAGEがたっぷり含まれている」と考えてください。

また、食品そのもののAGE含有量にも差があります。加工肉のベーコンは極めてAGEが多く、少量でも膨大なAGEを含みます(長時間燻煙する製法のため)。お菓子類ではホットケーキやクッキーなど高温で焼いた生地がAGE高含有です。一方で生野菜や刺身など非加熱の食品はAGE含有量が非常に低いため、安心して摂取できます。

具体的な例を挙げると、炊いた白ご飯100g中のAGEはたった約9 kU(キロユニット)しかありませんが、市販のホットケーキ(約30g)には679 kUものAGEが含まれます。さらに鶏の唐揚げ(90g)では6651 kUにも達し、調理法によってAGE摂取量が桁違いに増えることが分かります。甘味料にも注意が必要です。ブドウ糖に比べ果糖(フルクトース)は約10倍もAGEを形成しやすいため、果糖ブドウ糖液糖(高フルクトースコーンシロップ)を多く含む清涼飲料水や甘い菓子の過剰摂取は体内AGEを急増させる原因となります。過度な糖分摂取による高血糖も合わせて糖化を招くため、甘いジュース類・砂糖菓子はできるだけ控えましょう。

食品別・調理法別のAGE含有量比較: さまざまな食品のAGE含有量を比較したデータの一例です(AGE測定推進協会の公開データより抜粋)。一般に肉類では調理法による差が顕著であり、例えば同じ鶏肉でも茹でた「水炊き」は100g中957 kUなのに対し、直火焼きの「バーベキュー」は8802 kUと約9倍ものAGEを含みます。また鶏肉の唐揚げは9732 kUと非常に高く、逆に蒸し焼き(769 kU)は低AGEです。牛肉やソーセージも焼く・揚げる調理でAGEが激増し、ベーコンは突出して高AGE食品です。このように, 高温調理の食品ほどAGE含有量が高いことが明確に示されています。

4. AGEレスな生活を送るための食事の工夫(低温・短時間・高水分など)

老化物質AGEの蓄積を防ぐには、日々の調理法を工夫して「AGEを増やさない食生活」を送ることが大切です。ポイントは次のとおりです。

  • 低温調理を心がける: なるべく高温の油調理を避け、煮る・蒸すなど100℃前後で調理できる方法を選びます。オーブン焼きや揚げ物のような高温調理はAGE生成が著しいため、どうしても焼く場合も弱火~中火でじっくり加熱するほうがAGEを抑制できます。例えば肉料理では、フライパンで焼くステーキよりも茹でるしゃぶしゃぶにするだけでAGE量を大幅に減らせます。
  • 調理時間を短くする: 加熱時間が長いほどメイラード反応が進むため、料理は必要以上に長く加熱しすぎないことも重要です。特に揚げ物などはきつね色を通り越して黒く焦げる前に火から上げる、トーストも焼き色がつきすぎない程度にする、といった配慮で余分なAGE生成を減らせます。
  • 水分を活用する: 水を加えて調理することで温度上昇を抑え、素材の糖とタンパク質が過度に反応するのを防ぎます。スープ煮や蒸し料理は素材が柔らかくなるまでゆっくり加熱できますが、温度自体は100℃前後に保たれるためAGEが増えにくく安全です。水分によって素材中の余分な脂肪や糖も溶け出すため、結果的にAGE生成量を減らす効果が期待できます。
  • 酸性の下ごしらえを利用: 調理前のひと工夫として、酢やレモン汁に素材を漬け込む方法が有効です。肉を揚げる前に15分ほどレモン汁やお酢に浸すだけで、調理中のAGE生成量を半分程度に抑えられることが報告されています。酸性条件では糖とタンパク質の結合(糖化反応)が起こりにくくなるためで、唐揚げの下味に酢や柑橘を加えるのは理にかなったAGE対策と言えます。

以上のような調理の工夫によって、日々のAGE摂取量を大幅に減らすことが可能です。その効果は科学的にも裏付けられています。最近のメタ解析研究によれば、食事中のAGE摂取を減らす(低AGE食)だけで、炎症や酸化ストレスの指標が有意に低下し、血中AGE濃度も減少することが示されました。さらに糖尿病患者ではインスリン抵抗性の改善など代謝指標の向上も報告されており、AGEレスな食事はカロリー制限に匹敵する健康効果をもたらす可能性があります。

実際、動物実験ではカロリーを抑えるだけでなく餌中のAGEそのものを制限しなければ寿命延長効果が得られないことが示されています。カロリー制限食でも高温調理でAGEを多く含む餌を与えたマウスは、AGEの少ない餌を与えたマウスに比べて寿命が短くなったのです。つまり「カロリーだけでなく何をどう調理して食べるか」がアンチエイジング栄養の重要なポイントなのです。

調理法によるAGE生成量の違い: 調理温度や加熱時間の違いでAGE量がどれほど変わるかを示すデータです。例えば卵料理では、強火で短時間で焼いた目玉焼き(45g中約2749 kU)はAGEが多く発生しますが、弱火でじっくり焼いたオムレツ(30g中223 kU)や素早く仕上げるスクランブルエッグ(30g中173 kU)ではAGE量が桁違いに少なくなります。豆腐でも、生のままや茹でただけの豆腐(90g中488〜628 kU)に比べ、表面をこんがりソテーした豆腐(90g中3569 kU)は大幅にAGEが増えてしまいます。このように, 「低温・短時間・高水分」の調理を意識するだけでAGE摂取を減らせることが理解できます。

5. サプリメントや栄養成分によるAGE対策

食事の工夫に加えて、特定の栄養素やサプリメントの力でAGEの悪影響を抑えることも期待されています。以下に主なAGE対策成分を紹介します。

  • 抗酸化ビタミン(ビタミンC・Eなど): 抗酸化作用をもつビタミン類は糖化反応の過程で生じる酸化ストレスを軽減し、AGE形成を抑制します。例えばビタミンCはブドウ糖と構造が似ており、タンパク質との結合をグルコースと競合して阻害することでAGE産生を減らすことが報告されています。実際、2型糖尿病患者を対象にした研究では、ビタミンCを8週間補給することで血中AGE濃度が有意に低下しました。食事から十分なビタミンを摂ること、必要に応じてサプリメントで補充することは糖化対策に有用です。
  • ビタミンB群(ベンフォチアミン、ピリドキサミンなど): ビタミンB1誘導体のベンフォチアミンやビタミンB6由来のピリドキサミンには、糖化反応の中間生成物(アマドリ化合物や活性カルボニル種)の生成を減らす作用があるとされています。特にピリドキサミンはAGEの一種CML(カルボキシメチルリジン)などの生成を阻害することが知られており、糖尿病合併症予防の観点から研究が進められています。これらB族ビタミンは糖化の初期段階を抑える働きが期待できるため、サプリメントとして利用されることがあります。
  • カルノシン: カルノシンはアミノ酸(β-アラニンとヒスチジン)からなるジペプチドで、強力な抗酸化・抗糖化作用を持つ成分です。カルノシンは体内で糖とタンパク質の結合を阻害し、タンパク質のカルボニル化や架橋(クロスリンク)形成を防ぎます。培養細胞・動物モデルの研究では、カルノシン投与によってAGE産生が有意に減少し、糖化による組織の硬化が抑制されることが報告されています。ヒトでのエビデンスはまだ限られますが、肌の黄ぐすみ改善や糖尿病患者の炎症マーカー低下などが示唆されており、アンチエイジング目的のサプリメントとして注目されています。
  • ポリフェノール・ハーブ類: 植物に含まれるポリフェノールにも抗糖化作用を持つものが多くあります。代表的なものにウコン由来のクルクミン、シナモンに含まれるシンナムアルデヒド、緑茶のカテキン、ブドウ由来のレスベラトロールなどが挙げられ、これらはAGEの形成経路を阻害したりRAGEの働きを抑制したりすると考えられます。実際、クルクミンは糖化によるコラーゲン架橋を減少させ皮膚の弾力低下を防ぐ可能性が報告されており、抗糖化コスメやサプリに応用されています。またハーブ類(シナモン、クローブ、ローズマリーなど)も食品中でのAGE生成を抑える効果があり、香辛料として上手に取り入れるとよいでしょう。
  • 食物繊維・吸着成分: キチン・キトサン(キノコ類や甲殻類由来)や医療用炭の活性炭には、腸内でAGEを吸着し体への吸収を妨げる作用が示唆されています。市販のサプリメントでは高純度セルロース炭(ダイエタリーカーボン®)などがこれに該当し、食事と一緒に摂取することで食事由来AGEの吸収を低減できる可能性があります。また野菜・海藻・キノコ類に豊富な食物繊維も糖の吸収を緩やかにして食後高血糖を防ぎ、結果的にAGE生成を抑える効果が期待できます。ヌルヌル成分のあるオクラやモロヘイヤ、納豆なども同様に糖の吸収速度を抑制します。こうした繊維質やフィトケミカルをバランスよく摂る食生活が、AGE対策には理想的です。

以上のように、栄養成分の力を借りて体内のAGE蓄積や作用を和らげることも可能です。ただしサプリメントはあくまで補助であり、基本は前述のような食生活の改善が優先されます。必要に応じて専門医と相談しながら、適切な栄養補助を取り入れると良いでしょう。

6.よくある質問(FAQ)

Q1. AGEが蓄積しているかどうか、自分で簡単にチェックする方法はありますか?
A. はい。一般的には「肌のくすみや黄ばみ」「血糖値の上昇傾向」「揚げ物や甘いものが好き」などに心当たりがあればAGEが多い可能性があります。より詳しくは医療機関で皮膚のAGE値を測定する検査を受けることができます。

Q2. 食品由来のAGEは完全に避けるべきでしょうか?
A. 完全に避ける必要はありません。重要なのは頻度や量を調節することです。日常的にAGEの少ない調理法(茹でる・蒸すなど)を選び、時々楽しむ程度に揚げ物や焼き物を取り入れるのが理想的です。

Q3. 運動でAGEを減らすことは可能ですか?
A. はい。適度な運動は血糖コントロールを改善し、体内の酸化ストレスや炎症を抑えるため、結果的にAGEの蓄積を抑える効果があります。週に数回の有酸素運動や筋力トレーニングが特におすすめです。

Q4. 糖質制限はAGE予防に有効ですか?
A. 過度な糖質制限は必要ありませんが、食後の急激な血糖値上昇を抑えることはAGE予防に有効です。食物繊維やタンパク質をバランスよく取り入れ、糖分の摂りすぎに気をつけましょう。

Q5. AGE対策のサプリメントはどのくらいの期間続けるべきでしょうか?
A. 一般的には数ヶ月以上の継続使用を推奨します。特にカルノシンやビタミンB群、ポリフェノール類は長期的に摂取することで効果がより実感できるでしょう。ただし、適切な量や期間については医師と相談することをおすすめします。

Q6. 年齢を重ねてしまってからでもAGEを減らすことはできますか?
A. はい、できます。AGEは完全には消えにくいですが、食生活改善や運動、適切なサプリメントの活用によって蓄積を抑え、新たなAGEの生成を防ぐことが可能です。何歳からでも遅くありません。

Q7. 調理済み食品や外食でもAGEを避ける工夫はありますか?
A. 外食時には揚げ物より蒸し料理や煮物を選び、調理済み食品では加工肉や焦げたものを控えるように意識しましょう。また、野菜や食物繊維を一緒に摂ることでAGEの影響を緩和できます。

Q8. 糖尿病がない人もAGE対策は必要でしょうか?
A. はい、糖尿病がなくてもAGEは加齢とともに誰でも蓄積します。健康な方でも日常的な予防策を取ることで老化を遅らせ、生活習慣病のリスクを下げることができます。

Q9. AGE対策としてお茶やコーヒーは効果がありますか?
A. はい、緑茶やコーヒーにはAGE生成を抑えるポリフェノールが豊富に含まれているため、AGE予防効果があります。特に砂糖やクリームを入れずに飲むのが効果的です。

Q10. 自宅で簡単にできるAGEを抑えるおすすめの料理法を教えてください。
A. 簡単に実践できるのは「蒸し料理」や「スープ料理」です。素材を水分と一緒に低温でじっくり加熱することで、AGEの生成を大幅に抑えることができます。魚や肉、野菜など幅広く楽しめるため、日常の食卓に取り入れやすい調理法です。

7. 「生活改善+医療」の活用で健康寿命を延ばす

AGEは「老化物質」「糖化による焦げ付き」とも呼ばれ、健康長寿の大敵です。しかし裏を返せば、AGE対策をコツコツ積み重ねることで誰もが若々しさを保ち、健康寿命を延ばすチャンスがあるということでもあります。

例えば今日の食卓で揚げ物を一品茹で料理に変えてみる、ジュースではなくお茶を選んでみる――その小さな選択の積み重ねが未来の大きな差につながります。40歳以上の皆さんも決して遅すぎることはありません。今からでも生活習慣を見直し、必要に応じて医療の力も上手に借りながら、AGEに負けない体作りを始めましょう。

当院では専門的な検査や指導、最新の治療法を通じて、皆さんの健康づくりを全力でサポートいたします。

「いつまでも自分の足で歩き、自分の歯で食べ、自分の頭で考える」――そんな元気な人生100年時代を目指し、共にAGE対策に取り組んでいきましょう。体の内側から若返り、未来の自分へ最高のプレゼントを届けるために、今日から一歩ずつ。私たちも精一杯お手伝いさせていただきます。

参考文献(References)【*】
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10. 山岸昌一『数字でわかる老けない食事 AGEデータブック』万来舎, 2019年.

                           

執筆者

若林雄一

若林 雄一

セルグランクリニック 院長

医学博士
アメリカ再生医療学会専門医
放射線診断専門医
核医学専門医

【略歴】                                        
アメリカ再生医療学会認定専門医資格を有し、神戸大学病院やアメリカ国立衛生研究所(NIH)で培った経験を基に、患者様一人ひとりのニーズに応じたオーダーメイド医療を提供しています。

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