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COLUMN
2025.08.13
コラム

男性更年期障害(LOH症候群)を幹細胞治療で改善|テストステロン補充に頼らない新しい選択肢

40代・50代男性の方へ|最近こんな症状ありませんか?

「朝起きるのがつらくなった」
「以前のような活力が感じられない」
「仕事への意欲が湧かない」
「夫婦生活に自信が持てない」
これらの症状、単なる「年齢のせい」だと諦めていませんか?

実は、40代以降の男性の約20〜30%が経験するといわれる男性更年期障害(LOH症候群)かもしれません。女性の更年期障害ほど知られていませんが、男性にも確実に「更年期」は存在し、生活の質(QOL)に大きな影響を与えているのです。

男性更年期障害セルフチェック

以下の項目で3つ以上当てはまる方は要注意です:

□ 朝の勃起(朝立ち)が減った・なくなった
□ 性欲が明らかに低下した
□ 疲れやすく、回復が遅い
□ 筋力・筋肉量が落ちてきた
□ お腹周りの脂肪が増えた
□ イライラしやすい・怒りっぽくなった
□ 憂うつな気分が続く
□ 集中力・記憶力が低下した
□ 寝つきが悪い・眠りが浅い
□ 関節痛や筋肉痛が増えた

従来はテストステロン補充療法が主流でしたが、最近では幹細胞治療や幹細胞上清液療法という画期的な再生医療が注目を集めています。これらは単に症状を抑えるだけでなく、体の内側から男性力を取り戻す根本的なアプローチとして期待されているのです。

男性更年期障害(LOH症候群)とは

テストステロン低下がもたらす全身への影響

男性更年期障害(Late-Onset Hypogonadism: LOH症候群)は、加齢に伴い男性ホルモン(主にテストステロン)が低下することで起こる症候群です。テストステロンは「男性らしさ」のホルモンとして知られていますが、実はそれだけではありません。

テストステロンの重要な働き

  1. 身体面への影響
     筋肉量・筋力の維持
     骨密度の維持
     脂肪代謝の調整
     赤血球産生の促進
  2. 精神面への影響
     意欲・やる気の維持
     気分の安定
     認知機能の維持
     ストレス耐性
  3. 性機能への影響
     性欲の維持
     勃起機能
     精子産生

年齢とテストステロン値の関係

男性のテストステロン値は20代をピークに、30代後半から年1〜2%ずつ低下していきます。個人差はありますが、40〜50代で症状が顕在化することが多く、60代では約20%、70代では約30%の男性がLOH症候群の診断基準に該当するといわれています。

LOH症候群とフレイルの深い関係

最新の研究で、LOH症候群とフレイル(虚弱)の密接な関係が明らかになっています。フレイルとは、加齢により心身の予備能力が低下し、ストレスに対して脆弱になった状態です。
テストステロン低下による筋力低下や意欲低下は、フレイルの主要な要素と重なります。つまり、LOH症候群を放置することは、将来の要介護リスクを高めることにつながるのです。

従来の治療法とその限界

テストステロン補充療法(TRT)の現状

これまで男性更年期障害の標準治療はテストステロン補充療法(TRT)でした。
主な投与方法として:

  1. 筋肉注射
     2〜4週間ごとの投与
     血中濃度の変動が大きい
  2. 塗り薬(ゲル・クリーム)
     毎日の塗布が必要
     皮膚かぶれのリスク
  3. 経口薬
     1日複数回の服用
     肝臓への負担

テストステロン補充療法の5つの課題

1. 生理的リズムの喪失

自然なホルモン分泌の日内変動が失われ、体本来のリズムを乱す可能性があります。

2. 精子産生への悪影響

外部からのテストステロン補充により、精巣機能が抑制され、精子形成が低下することがあります。

3. 副作用リスク

  • 前立腺肥大の悪化
  • 睡眠時無呼吸症候群の悪化
  • 赤血球増多症
  • 肝機能障害

4. 治療の手間

定期的な通院や毎日の投薬が必要で、継続が困難な場合があります。

5. 根本的解決にならない

症状を一時的に改善するだけで、ホルモン産生能力自体は回復しません。

幹細胞治療による革新的アプローチ

幹細胞治療とは?

幹細胞治療は、患者さん自身の体から採取した幹細胞を培養・増殖させて体内に戻す最先端の再生医療です。特に間葉系幹細胞(MSC)は、以下の特徴を持っています。

  • 様々な細胞に分化する能力(多分化能)
  • 損傷部位に集まる能力(ホーミング効果)
  • 修復促進物質を分泌する能力(パラクライン効果)

幹細胞は体内の「修理監督」として働き、傷ついた組織を見つけて修復指令を出すと同時に、自らも修復作業に参加します。

男性更年期障害への3つの作用メカニズム

1. テストステロン産生能の回復

幹細胞が精巣のライディッヒ細胞(テストステロン産生細胞)を活性化し、自然なホルモン産生を促進します。動物実験では、幹細胞投与によりテストステロン値が約1.8倍に上昇した例も報告されています。

2. 全身の炎症抑制

加齢に伴う慢性炎症(炎症性老化)を抑制し、テストステロン産生を妨げる炎症性サイトカインを減少させます。

3. 組織の若返り効果

筋肉、血管、神経など全身の組織を活性化し、以下の効果が期待できます:

  • 筋力・筋肉量の回復
  • 血流改善による勃起機能向上
  • 疲労回復能力の向上

実際の臨床研究データ

高齢男性を対象とした臨床試験では、間葉系幹細胞投与により:

  • 6分間歩行距離が有意に延長
  • 炎症マーカー(TNF-α)が顕著に低下
  • 身体機能スコアが改善
  • 重篤な副作用なし

幹細胞上清液療法|細胞を使わない安全な治療

幹細胞上清液とは?

幹細胞上清液は、培養した幹細胞が分泌する成分を濃縮した「若返り因子のカクテル」です。主な成分:

  • 成長因子:組織修復を促進
  • サイトカイン:細胞間の情報伝達
  • エクソソーム:細胞を若返らせる小胞

これらの成分が協調して働き、全身のアンチエイジング効果を発揮します。

上清液療法の5つのメリット

  1. 高い安全性
     細胞を含まないため腫瘍化リスクゼロ
     免疫拒絶反応なし
  2. 即効性
     点滴ですぐに全身に行き渡る
     培養期間不要
  3. 手軽さ
     細胞採取不要
     外来で施術可能
  4. 保存性
     製剤として保存可能
     品質の標準化
  5. 繰り返し可能
     体への負担が少ない
     効果の積み重ね

由来別の特徴と効果

脂肪由来幹細胞上清液

  • 採取が容易で豊富な成長因子
  • 強力な抗炎症作用
  • 完全自己由来も可能

臍帯由来幹細胞上清液

  • 若い細胞由来で高い活性
  • テストステロン産生改善効果
  • 全身の活性化

歯髄由来幹細胞上清液

  • 神経再生・骨形成促進
  • 認知機能改善の可能性
  • 希少性が高い

最新の研究成果と治療効果

画期的な研究結果

2024年に発表された最新研究では、臍帯由来MSCエクソソームを老齢マウスに投与した結果:

  • 血中テストステロン値:対照群の約1.8倍に上昇
  • 精子形成能:有意に改善
  • 炎症マーカー:顕著に低下
  • 酸化ストレス:大幅に軽減

期待される治療効果

実際の治療を受けた方々から報告される改善:

✓ 性機能の改善

  • 朝立ちの復活
  • 性欲の向上
  • 勃起力の改善

✓ 身体機能の向上

  • 疲労感の軽減
  • 筋力の回復
  • 体脂肪の減少

✓ 精神面の改善

  • 意欲・やる気の向上
  • 気分の安定
  • 集中力の回復

✓ 全身状態の改善

  • 睡眠の質向上
  • 関節痛の軽減
  • 肌の若返り

安全性について|副作用リスクは?

臨床研究で確認された高い安全性

これまでの研究で、幹細胞治療・上清液治療ともに良好な安全性プロファイルが確認されています。

報告されている軽微な副作用

  • 注入部位の一時的な痛み
  • 軽度の倦怠感
  • 一過性の体温上昇

これらは適切な経過観察により3日ほどで自然に軽快します。

重篤な副作用

  • 自己由来幹細胞:拒絶反応リスクは極めて低い
  • 上清液治療:細胞を含まないため腫瘍化リスク極めて低い
  • 長期経過でも重篤な有害事象の報告現在なし

安全な治療を受けるために

信頼できる医療機関を選ぶための5つのポイント(幹細胞治療・幹細胞上清液治療)

1. 厚生労働省に届出済みか?

― 再生医療等安全性確保法の遵守

日本では、再生医療は「再生医療等安全性確保法」に基づき、提供する医療機関は以下の義務を負います。

  • 国への治療計画の届出
  • 認定審査委員会による安全性評価の受審
  • 定期的な実績報告と監査対応

ポイント: 医療機関のホームページ等で「第2種(または第3種)再生医療提供計画番号」の記載があるか確認しましょう。

2. 培養幹細胞の質と安全性(自己由来の場合)

幹細胞の効果と安全性は、培養の質と技術力に左右されます。

  • 細胞の生存率・活性:死んだ細胞が多いと治療効果が下がります。
  • 継代数:細胞を何回分裂させたか。過度な継代は劣化リスクあり。
  • 細胞数(投与量):明確な細胞数表示があるか(例:1億個以上)
  • 表面マーカーの測定:幹細胞の純度を示す指標(例:CD73、CD90、CD105陽性等)
  • 安全な培養環境:感染症リスクを避けるため、クリーンルーム(無菌室)と厳格な管理体制があるか確認を。

ポイント: 「培養幹細胞の品質データの説明がある」「安全性対策(無菌培養・検査体制)が明示されている」医療機関を選びましょう。

3. 幹細胞上清液治療の透明性

上清液は幹細胞を培養した際に得られる分泌成分(サイトカイン・成長因子など)であり、以下の要素が重要です:

  • ドナー情報の開示:人種・年齢・健康状態など(特に胎盤や臍帯由来の場合)
  • 使用する培地:無血清培地の使用、動物成分フリーか(安全性重視)
  • 培養環境の安全性:無菌状態・感染症検査体制の明確化
  • 成分の品質管理:含有成分量・バッチごとの検査報告など

ポイント: 「どのようなドナー由来か」「安全性検査の有無」「成分データの提示」などの情報が公開されているかが信頼の鍵です。

4. 十分な説明と同意(インフォームド・コンセント)

質の高い医療機関は、治療前に以下を丁寧に説明します:

  • 治療の目的・効果の可能性・限界
  • 使用する幹細胞/上清液の由来・特徴・品質データ
  • リスク・副作用の説明(感染症・免疫反応・治療効果に個人差あり)
  • 費用・治療期間・治療後の経過など

ポイント: 一方的に勧めるのではなく、納得できるまで相談に応じる医師がいるかが重要です。

5. アフターフォロー体制

治療後も以下を実施する医療機関が安心です:

  • 定期的な経過観察(問診・検査・画像診断など)
  • 予期せぬ体調変化などへの相談のできる対応体制
  • 万が一に備えた連携病院があるか

ポイント: 治療だけでなく、その後の健康サポートまで視野に入れた体制が整っているか確認を。

まとめ:信頼できる医療機関を選ぶために

✔ 厚生省に届け出済みか?
✔ 幹細胞・上清液の品質・安全性が明確か?
✔ 丁寧な説明と万全なアフターフォロー体制があるか?
これらの情報をしっかり提供し、透明性の高い医療機関であることが「質の高い、安全な再生医療」の第一歩です。

治療の流れと費用の目安

幹細胞治療の流れ

  1. 初回カウンセリング(約60分)
     症状の詳細な問診
     治療説明と適応判断
  2. 検査・細胞採取(約30分)
     血液検査
     脂肪採取
  3. 細胞培養(初回は6-7週間、2回目以降は4-5週間)
     無菌室での培養・増殖
     品質検査
  4. 投与(約60分~90分)
     点滴または局所注入
     経過観察
  5. フォローアップ
     1か月後、3か月後、6か月後

上清液治療の流れ

  1. カウンセリング(約30分)
  2. 投与(約30分)
     点滴投与が一般的
  3. 経過観察とフォロー

費用について

治療費用は医療機関により異なりますが、一般的な目安として:

  • 幹細胞治療:1回あたり150万円〜300万円
  • 上清液治療:1回あたり5万円〜50万円

※保険適用外の自由診療となります

よくある質問(FAQ)

Q1. 何歳から治療を受けられますか?
A. 一般的に30代後半から受けられます。予防的に40代で始める方も増えています。

Q2. ED治療薬との併用は可能ですか?
A. 多くの場合併用可能です。むしろ相乗効果が期待できます。

Q3. 効果はどのくらい持続しますか?
A. 個人差がありますが、幹細胞治療で6か月〜1年、上清液療法は定期的な投与で効果を維持できます。

Q4. 仕事を休む必要はありますか?
A. 日帰り治療が可能で、翌日から通常の生活に戻れます。

Q5. 前立腺がんのリスクは?
A. テストステロン補充療法と異なり、がんリスクを高めるエビデンスはありません。

Q6. 初診時に持参した方がいいものはありますか?
A. 健康診断結果や現在服用中の薬の情報があると診断がスムーズです。過去の血液検査でホルモン値がわかる資料があれば尚良いです。

Q7. 家族やパートナーと一緒に相談できますか?
A. はい、可能です。ご本人だけでなく、ご家族やパートナーと一緒に症状や治療方針を確認していただけます。

Q8. トレーニングや食事改善と併用してもいいですか?
A. むしろ推奨されます。筋力トレーニングや適切な栄養摂取は、幹細胞や上清液治療の効果をより引き出す可能性があります。

Q9. 海外からの一時帰国中でも治療できますか?
A. 上清液療法であれば短期滞在でも可能です。幹細胞治療は培養期間が必要なため、事前にスケジュール調整が必要です。

Q10. 健康診断で異常があっても受けられますか?
A. 状況によります。高血圧や糖尿病などがある場合はコントロール状況を確認し、安全に受けられるよう医師が判断します。

まとめ|活力ある人生を取り戻すために

男性更年期障害は「年だから仕方ない」と諦める必要はありません。幹細胞治療・上清液療法という最新の再生医療は、テストステロン補充に頼らない根本的な男性力回復を可能にします。

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男性更年期障害は早期の対応が重要です。一人で悩まず、専門医にご相談ください。

参考文献
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執筆者

若林雄一

若林 雄一

セルグランクリニック 院長

医学博士
アメリカ再生医療学会専門医
抗加齢学会専門医
放射線診断専門医
核医学専門医

【略歴】                                        
アメリカ再生医療学会認定専門医資格を有し、神戸大学病院やアメリカ国立衛生研究所(NIH)で培った経験を基に、患者様一人ひとりのニーズに応じたオーダーメイド医療を提供しています。