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COLUMN
2026.01.16
コラム

【2026年最新】糖尿病治療の最前線|話題の新薬「マンジャロ」から、インスリン離脱を目指す「再生医療」まで

はじめに|糖尿病治療は「血糖値を下げる」時代から「寛解を目指す」時代へ


糖尿病治療の目標は、大きく変わりつつあります。

かつて糖尿病は「一度発症したら治らない病気」と考えられてきました。しかし、2024年に学術誌「Cell」の創刊50周年記念特別号に発表された論文では、糖尿病の医療は大きく進歩しており、適切な治療により「寛解(かんかい)」——つまり、薬を使わずに血糖値を正常に保つ状態——を目指せる時代に入ったと報告されています。

本コラムでは、話題の新薬から革新的な再生医療まで、2026年の糖尿病治療における選択肢を、最新の臨床試験データとともにお伝えします。

はじめに|糖尿病治療は「血糖値を下げる」時代から「寛解を目指す」時代へ

糖尿病治療の目標は、大きく変わりつつあります。

かつて糖尿病は「一度発症したら治らない病気」と考えられてきました。しかし、2024年に学術誌「Cell」の創刊50周年記念特別号に発表された論文では、糖尿病の医療は大きく進歩しており、適切な治療により「寛解(かんかい)」——つまり、薬を使わずに血糖値を正常に保つ状態——を目指せる時代に入ったと報告されています。

本コラムでは、話題の新薬から革新的な再生医療まで、2026年の糖尿病治療における選択肢を、最新の臨床試験データとともにお伝えします。

注目される最新薬物療法|GLP-1/GIP受容体作動薬

マンジャロ(チルゼパチド)とは

2023年4月に日本で発売されたマンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、糖尿病治療に革命をもたらした薬剤として世界的に注目を集めています。

マンジャロの最大の特徴は、世界初の「持続性GIP/GLP-1受容体作動薬」である点です。従来のGLP-1受容体作動薬(オゼンピック、トルリシティなど)が1つのホルモン経路にしか作用しなかったのに対し、マンジャロはGIPとGLP-1の2つのインクレチン経路に同時に作用します。
日本人2型糖尿病患者636例を対象にした臨床試験では、驚くべき結果が示されました。

投与量HbA1c 7.0%未満達成率HbA1c低下幅体重減少
5mg94%-2.4%約5kg
10mg97%-2.6%約8kg
15mg99%-2.8%約10kg

※治療前の平均HbA1cは約8.1%

従来の糖尿病治療薬ではHbA1c 7.0%未満を達成できるのは約67%にとどまっていたことを考えると、マンジャロの治療効果は画期的です。

2025年4月のゼップバウンド発売
同じチルゼパチドを成分とする肥満症治療薬「ゼップバウンド」が2025年4月に発売されました。日本では約30年ぶりの肥満症治療薬として、BMI 35以上または健康障害を2つ以上有するBMI 27以上の方に保険適用されています。

SGLT2阻害薬の確立|心臓・腎臓も守る新時代の薬

SGLT2阻害薬(フォシーガ、ジャディアンス等)は、もはや糖尿病治療の柱として定着しました。
この薬の画期的な点は、血糖降下作用に加えて、心臓と腎臓を守る効果が大規模臨床試験で証明されていることです。

主要臨床試験のエビデンス

試験名対象結果
EMPA-REG OUTCOME心血管リスクの高い2型糖尿病心血管死38%低下、心不全入院35%低下
DAPA-HF心不全患者(糖尿病の有無問わず)心血管死・心不全悪化26%低下
DAPA-CKD慢性腎臓病患者腎機能悪化・腎死39%低下

現在では、糖尿病の有無にかかわらず、心不全や慢性腎臓病の治療薬としても保険適用されています。
慢性腎臓病の治療は従来、血圧や血糖のコントロールを通じた間接的なものでしたが、SGLT2阻害薬は腎臓そのものにアプローチする初めての薬として、治療に新しい視点を与えています。

【医師の視点】薬物療法の限界と「寛解」への渇望

マンジャロやSGLT2阻害薬は、確かに素晴らしい薬です。しかし、医師として正直に申し上げると、これらはあくまで「対症療法」であるという事実があります。

薬物療法の本質的な仕組み

  • マンジャロ:膵臓を刺激してインスリンを「出させる」+食欲を抑える
  • SGLT2阻害薬:糖を尿として「排出させる」

つまり、どちらも膵臓のβ細胞の機能そのものを回復させているわけではないのです。

服薬を続ければ血糖値はコントロールできます。しかし、服薬をやめれば元に戻る——この現実に、多くの患者さんが「一生薬を飲み続けるしかないのか」という無力感を抱えています。

だからこそ、「根本から治したい」「寛解を目指したい」というニーズが高まっているのです。

このコラムの後半では、どの段階の方が再生医療の相談対象になるのかを3段階で整理しています(あなたは再生医療の相談対象?)。

【医師の視点】薬物療法の限界と「寛解」への渇望

マンジャロやSGLT2阻害薬は、確かに素晴らしい薬です。しかし、医師として正直に申し上げると、これらはあくまで「対症療法」であるという事実があります。

薬物療法の本質的な仕組み

マンジャロ:膵臓を刺激してインスリンを「出させる」+食欲を抑える

SGLT2阻害薬:糖を尿として「排出させる」

つまり、どちらも膵臓のβ細胞の機能そのものを回復させているわけではないのです。

服薬を続ければ血糖値はコントロールできます。しかし、服薬をやめれば元に戻る——この現実に、多くの患者さんが「一生薬を飲み続けるしかないのか」という無力感を抱えています。

だからこそ、「根本から治したい」「寛解を目指したい」というニーズが高ま

テクノロジーによる血糖管理の革新|CGM/FGM

血糖管理の分野でも、革新的な進歩が見られます。
フリースタイルリブレに代表されるFGM(Flash Glucose Monitoring)やCGM(Continuous Glucose Monitoring)の普及により、採血なしで24時間の血糖変動を把握できるようになりました。
センサーを腕に装着するだけで、スマートフォンでリアルタイムに血糖値を確認できる時代です。

CGMがもたらすメリット

  • 痛みを伴う毎日の指先穿刺から解放
  • 食事・運動・ストレスが血糖値にどう影響するかを「見える化」
  • 低血糖や高血糖を早期に発見し、対処可能

さらに、CGMとインスリンポンプを組み合わせた「人工膵臓」の開発も進んでおり、特にコントロールが困難な1型糖尿病患者さんの血糖管理を大幅に改善することが研究で確かめられています。

【根本解決へのアプローチ】再生医療(幹細胞治療)の現在地

なぜ「再生医療」が糖尿病の根本治療になりうるのか

従来の薬物療法と再生医療では、治療の「目的」が根本的に異なります。

観点 薬物療法 再生医療
アプローチ 疲弊した膵臓を「働かせる」 疲弊した膵臓を「修復・再生させる」
作用機序 インスリン分泌促進/糖排出 β細胞の再生・血管修復
継続性 生涯服薬が原則 治療完了後は経過観察
目標 血糖コントロール 寛解(インスリン離脱)

幹細胞治療のメカニズム

患者さんから採取した脂肪組織から幹細胞を分離し、培養して数を増やした後、点滴で体内に戻します。投与された幹細胞は血流に乗って全身を巡り、傷ついた組織に集まる「ホーミング効果」により、膵臓をはじめとする損傷部位に到達します。

幹細胞が発揮する作用

  1. β細胞の修復・保護:損傷した膵臓β細胞の機能回復を促進
  2. パラクリン効果:成長因子やサイトカインを分泌し、周囲の細胞環境を改善
  3. 抗炎症作用:慢性炎症を抑え、膵臓環境を正常化
  4. 血管再生:新しい血管を作り、組織への血流を改善
  5. インスリン抵抗性の改善:インスリンの効きを良くする

【主なリスク・副作用】脂肪採取時に腫れ・内出血・感染・採取部の痕が、細胞投与時に注射部位の痛みや一時的な発熱・倦怠感・不眠が起こることがあります。点滴は塞栓のリスクを避けるため1回最大2億個とし、投与中は医師が経過を確認します。効果には個人差があり、効果が得られない場合もあります。未承認の再生医療等製品を用いる自由診療のため、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。

幹細胞治療のメカニズム

患者さんから採取した脂肪組織から幹細胞を分離し、培養して数を増やした後、点滴で体内に戻します。投与された幹細胞は血流に乗って全身を巡り、傷ついた組織に集まる「ホーミング効果」により、膵臓をはじめとする損傷部位に到達します。

幹細胞が発揮する作用

β細胞の修復・保護:損傷した膵臓β細胞の機能回復を促進

パラクリン効果:成長因子やサイトカインを分泌し、周囲の細胞環境を改善

抗炎症作用:慢性炎症を抑え、膵臓環境を正常化

血管再生:新しい血管を作り、組織への血流を改善

インスリン抵抗性の改善:インスリンの効きを良くする

糖尿病治療のパラダイムシフト:数値で見る「寛解」への可能性

これまでの糖尿病治療は、足りないインスリンを注射で補ったり、薬で血糖値を下げたりする「対症療法」が中心でした。つまり、病気そのものを治すのではなく、症状をコントロールし続ける治療です。

しかし、再生医療(幹細胞治療)は、弱った膵臓の機能そのものを修復し、病気の根源にアプローチする「根本治療」として注目されています。「一生付き合う病気」と言われてきた糖尿病に、新たな選択肢が生まれつつあります。

血糖値(HbA1c)の改善(メタ解析)

2024年に発表された507名の患者を対象とした大規模な統合解析(メタアナリシス)では、間葉系幹細胞(MSC)治療の効果が報告されています。

HbA1cが平均0.72〜1.0%低下

幹細胞治療を受けた患者グループは、標準治療のみのグループと比較して、HbA1c(過去1〜2ヶ月の血糖値の平均を示す指標)が統計的に有意に低下しました。

「たった1%?」と思われるかもしれません。しかし、糖尿病治療においてHbA1c 1%の低下は非常に大きな意味を持ちます。HbA1cが1%低下することは、糖尿病合併症のリスクを大幅に低減させることを意味します。既存の経口血糖降下薬を1剤追加するのと同等以上の効果が、細胞治療単独または併用で示されたことは、治療抵抗性の患者にとって大きな希望となります。

つまり、幹細胞治療による1%の改善は、将来の合併症リスクを大幅に下げ、健康寿命を延ばす可能性があるのです。

「インスリン不要」な生活は戻ってくるか

毎日のインスリン注射から解放されたい——多くの糖尿病患者さんが望む「インスリン離脱(寛解)」。最新の研究データは、その可能性を強く示唆しています。

インスリン必要量が平均14単位減少

幹細胞治療を受けた患者さんでは、1日あたりのインスリン必要量が平均して約14単位減少しました。これは、膵臓のインスリン分泌機能が回復していることを示しています。1日14単位の減量は、患者さんのQOL(生活の質)を著しく向上させ、低血糖リスクを低減させます。

60%の患者で効果を確認

インドで行われた臨床研究では、適切な条件下で幹細胞治療を受けた患者の約60%において、インスリン量が半分以下に減少。一部の患者さんでは、完全にインスリンが不要な状態が1年以上持続しました。

糖尿病合併症への効果:「進行を止める」だけでなく「機能を戻す」挑戦

糖尿病で最も恐ろしいのは、三大合併症(網膜症・腎症・神経障害)です。さらには、足の潰瘍が進行して壊疽という死滅した状態になり、足を切断するケースもあります。これらの合併症は、糖尿病の高血糖により血管がダメージを受けることで進行します。

幹細胞治療が真価を発揮するのは、これまで「治らない」と言われてきた合併症の領域です。血管を新しく作り(血管新生)、神経を修復する能力が、劇的なデータを生み出しています。

糖尿病性腎臓病(DKD):透析回避への希望

「一度悪くなった腎臓は元に戻らない」——これが従来の常識でした。しかし、2025年の最新レビューでは、幹細胞治療により以下の改善が確認されています。

eGFR(腎臓の濾過能力)の改善

自然経過では年々低下するeGFRが、幹細胞治療後に有意に上昇しました。これは腎機能が「悪化を止める」だけでなく「回復に向かう」可能性を示しています。

尿タンパクの減少

腎臓のダメージを示す微量アルブミン尿が大幅に減少しました。

幹細胞が腎臓の微細な血管を修復し、慢性的な炎症や線維化(硬くなる変化)を鎮めた結果と考えられています。腎機能がある程度残っている段階で治療を開始することで、将来的に透析が必要になる時期を遅らせられる可能性があります。

糖尿病性神経障害(DPN):しびれ・痛みの根本改善

足の裏に紙が張り付いたような感覚、ビリビリする痛み、手足のしびれ——糖尿病性神経障害は生活の質を大きく低下させます。幹細胞治療は、痛み止めで症状を誤魔化すのではなく、神経そのものの「伝達速度」を回復させます。

神経伝導速度の劇的改善

複数の臨床研究をまとめた解析では、幹細胞治療を受けた患者さんは神経の信号を伝えるスピードが統計的に見て「極めて大きな効果(SMD 2.93)」で改善しました。しびれや痛みの程度も明らかに軽減しています。

幹細胞は神経を元気にする栄養物質(神経栄養因子)を放出して傷ついた神経の回復をサポートし、血管新生により神経への血流も改善します。さらに慢性的な炎症を抑えることで、神経が修復しやすい環境を整えます。

糖尿病性足潰瘍(DFU):切断リスクを大幅に低減

最も強力なエビデンスが出ているのが「足の壊疽・潰瘍」です。血流が悪く治らない傷に対し、幹細胞は強力に血管を新生させます。

切断リスク約80%減

従来の治療では足を切断せざるを得なかったケースでも、幹細胞治療を併用することで切断リスクが約5分の1にまで低下しました。

治癒率8倍

難治性の潰瘍が治癒した割合は、通常治療の約8倍と報告されています。

幹細胞は傷の周りで血管を作る物質を放出し、新しい毛細血管ができることで血流が改善。皮膚の再生も促進します。さらに炎症を抑える働きもあるため、「血流の改善」「組織の再生」「炎症のコントロール」を同時に実現できるのが特徴です。

糖尿病網膜症:将来の治療に期待

糖尿病による目の網膜の障害に対する幹細胞治療は、現在まだ動物実験や初期の臨床研究の段階にあります。糖尿病のマウスに幹細胞が出す成分を投与した研究では、網膜の炎症や酸化によるダメージが軽減され、異常な血管が増えるのを抑えられました。

幹細胞から分泌される「エクソソーム」と呼ばれる小さな粒子が、網膜症を引き起こす体内の反応を抑制することで、網膜のむくみや出血を減らし、視力の維持に役立つと期待されています。将来的には目薬タイプの製剤で早期に治療を始めることで、網膜症の重症化を防げるようになるかもしれません。

糖尿病合併症への効果:「進行を止める」だけでなく「機能を戻す」挑戦

糖尿病で最も恐ろしいのは、三大合併症(網膜症・腎症・神経障害)です。さらには、足の潰瘍が進行して壊疽という死滅した状態になり、足を切断するケースもあります。これらの合併症は、糖尿病の高血糖により血管がダメージを受けることで進行します。

幹細胞治療が真価を発揮するのは、これまで「治らない」と言われてきた合併症の領域です。血管を新しく作り(血管新生)、神経を修復する能力が、劇的なデータを生み出しています。

糖尿病性腎臓病(DKD):透析回避への希望

「一度悪くなった腎臓は元に戻らない」——これが従来の常識でした。しかし、2025年の最新レビューでは、幹細胞治療により以下の改善が確認されています。

eGFR(腎臓の濾過能力)の改善 

自然経過では年々低下するeGFRが、幹細胞治療後に有意に上昇しました。これは腎機能が「悪化を止める」だけでなく「回復に向かう」可能性を示しています。

尿タンパクの減少 

腎臓のダメージを示す微量アルブミン尿が大幅に減少しました。

幹細胞が腎臓の微細な血管を修復し、慢性的な炎症や線維化(硬くなる変化)を鎮めた結果と考えられています。腎機能がある程度残っている段階で治療を開始することで、将来的に透析が必要になる時期を遅らせられる可能性があります。

糖尿病性神経障害(DPN):しびれ・痛みの根本改善

足の裏に紙が張り付いたような感覚、ビリビリする痛み、手足のしびれ——糖尿病性神経障害は生活の質を大きく低下させます。幹細胞治療は、痛み止めで症状を誤魔化すのではなく、神経そのものの「伝達速度」を回復させます。

神経伝導速度の劇的改善 

複数の臨床研究をまとめた解析では、幹細胞治療を受けた患者さんは神経の信号を伝えるスピードが統計的に見て「極めて大きな効果(SMD 2.93)」で改善しました。しびれや痛みの程度も明らかに軽減しています。

幹細胞は神経を元気にする栄養物質(神経栄養因子)を放出して傷ついた神経の回復をサポートし、血管新生により神経への血流も改善します。さらに慢性的な炎症を抑えることで、神経が修復しやすい環境を整えます。

糖尿病性足潰瘍(DFU):切断リスクを大幅に低減

最も強力なエビデンスが出ているのが「足の壊疽・潰瘍」です。血流が悪く治らない傷に対し、幹細胞は強力に血管を新生させます。

切断リスク約80%減 

従来の治療では足を切断せざるを得なかったケースでも、幹細胞治療を併用することで切断リスクが約5分の1にまで低下しました。

治癒率8倍 

難治性の潰瘍が治癒した割合は、通常治療の約8倍と報告されています。

幹細胞は傷の周りで血管を作る物質を放出し、新しい毛細血管ができることで血流が改善。皮膚の再生も促進します。さらに炎症を抑える働きもあるため、「血流の改善」「組織の再生」「炎症のコントロール」を同時に実現できるのが特徴です。

糖尿病網膜症:将来の治療に期待

糖尿病による目の網膜の障害に対する幹細胞治療は、現在まだ動物実験や初期の臨床研究の段階にあります。糖尿病のマウスに幹細胞が出す成分を投与した研究では、網膜の炎症や酸化によるダメージが軽減され、異常な血管が増えるのを抑えられました。

幹細胞から分泌される「エクソソーム」と呼ばれる小さな粒子が、網膜症を引き起こす体内の反応を抑制することで、網膜のむくみや出血を減らし、視力の維持に役立つと期待されています。将来的には目薬タイプの製剤で早期に治療を始めることで、網膜症の重症化を防げるようになるかもしれません。

糖尿病に対する治療効果比較:標準治療 vs 幹細胞治療

特徴標準的な薬物療法幹細胞治療(再生医療)
アプローチ「補う・下げる」
インスリン補充や血糖降下薬
「修復する・再生する」
血管新生、抗炎症、細胞保護
インスリン進行とともに増える傾向減量・離脱を目指せる
(約60%で大幅減量)
合併症進行を遅らせるのが限界機能改善の可能性
(神経伝導速度の改善、切断回避)
腎機能維持できれば成功数値の改善(eGFR上昇)が報告されている

当院(セルグランクリニック)の再生医療の特徴

厚生労働省へ日本屈指の数の再生医療等提供計画(15件)を届出済みの再生医療総合クリニック

再生医療を行うには、国の厳格な審査が必要です。当院は厚生労働省認定の特定認定再生医療等委員会による審査を経て、法律に基づいた適正な治療を提供しています。

当院は、糖尿病に対する幹細胞治療の再生医療等提供計画を厚生労働省へ届出済みです。

「糖尿病及び境界型糖尿病に対する自己脂肪由来幹細胞による治療」計画番号 PB5250050

「再生医療等提供計画」

「糖尿病及び境界型糖尿病に対する自己脂肪由来幹細胞による治療」
計画番号 PB5250050

幹細胞の品質へのこだわり

幹細胞治療の効果は、細胞の「質」と「数」に大きく左右されます。当院では以下の品質基準を設けています。

基準 当院の特徴
Fresh(新鮮) 冷凍せず、培養後すみやかに投与
Pure(高純度) 厳格な品質管理により約98%の細胞生存率を維持
Young(若々しい) 活性の高い幹細胞を選別・培養
当院の幹細胞の品質の拘り

幹細胞は“生き物”です。牛肉などの食べ物でも味(品質)が違うように、同じ幹細胞治療という名前でも、幹細胞の品質は大きく変わり、効果や安全性が大きく変わります。CELL GRAND CLINICでは、安全管理、品質管理、透明性を徹底し、品質管理を徹底した幹細胞を用い、安全性に配慮した幹細胞治療をご提供しています。

幹細胞治療の流れとリスク

治療の流れ

  1. カウンセリング・適応確認:現在の糖尿病の状態や合併症をチェック
  2. 脂肪採取:局所麻酔で腹部から約10g(米粒3〜5個程度)を採取、傷は数mm程度
  3. 幹細胞培養:約7週間(初回)かけて1億個または2億個に増殖
  4. 静脈投与:点滴で約1~1.5時間
  5. 経過観察:HbA1cや血糖値モニタリング

入院不要、日帰り治療が可能です。

糖尿病 幹細胞治療の流れ

リスクについて
自己細胞を使用するため、アレルギーや拒絶反応のリスクは極めて低いとされています。主な副作用として、脂肪採取部位の一時的な腫れや内出血が起こる場合があります。

適応外となる方

  • 進行がんのある方
  • 活動性の感染症がある方
  • 重度の心肺疾患がある方
  • 妊娠中・授乳中の方

あなたは再生医療の相談対象?|3段階の目安

糖尿病の幹細胞治療は「薬の代わり」ではなく、現在の内科治療を続けながら検討する選択肢です。ご自身の段階を、HbA1c・服薬・合併症の3点で整理してみてください。

段階状態の目安次の一歩
1. 健診で指摘・境界型HbA1c 6.0〜6.4%/服薬なし/「薬を始めたくない」食事・運動が基本です。β細胞の働きが保たれている段階ほど選択肢が広く、早めのご相談も可能です
2. 服薬中でコントロールに苦労2剤以上または GLP-1/SGLT2 使用中/HbA1c 7%台が続く/「薬を減らしたい」現在の薬物療法を続けながら、減薬を目標に幹細胞治療を併用検討する段階です
3. インスリン使用中・合併症の兆候インスリン導入済み/手足のしびれ・尿タンパク・eGFR低下・ED のいずれかを指摘合併症の進行抑制と機能改善を目的に、早めのご相談をおすすめする段階です

次に当てはまる方は、カウンセリングで慎重に適応を判断します。

  • 1型糖尿病で発症から長期間経過している方(残存するβ細胞の状況によります)
  • 上記「適応外となる方」に該当する方

どの段階でも、治療を前提としないご相談(カウンセリング)から始められます。初回は現在の HbA1c・服薬内容・合併症の有無を伺い、幹細胞治療が選択肢になるかをお伝えします。

あなたが相談対象かどうか、カウンセリングでお伝えします

HbA1cの推移やお薬手帳など、いまの治療内容がわかるものがあるとお話がスムーズです。LINEなら24時間受付中。

電話受付:10:00〜19:00(水曜・日曜定休)

【比較表】新薬治療 vs 再生医療

項目 新薬治療(標準治療) 再生医療(自費診療)
治療目的 血糖コントロール 膵臓機能の回復・寛解
作用機序 インスリン分泌促進・糖排出 β細胞の再生・血管修復
治療期間 継続が必要(生涯服薬) 1回〜数回(集中治療)
インスリン 併用が多い 離脱・減量を目指す
合併症予防 一部の薬で効果あり(SGLT2等) 血管再生による予防効果
費用 保険適用(月額数千円〜) 自費診療(高額)
身体への負担 長期服薬・副作用リスク 脂肪採取時の軽度な負担のみ

費用対効果の考え方

再生医療は確かに初期費用がかかります。しかし、以下の視点で考える方も増えています。

将来コストとの比較

  • 糖尿病性腎症が進行し透析導入となった場合:年間約500万円の医療費(40年で2億円)
  • 糖尿病性網膜症による失明:QOL低下と介護費用
  • 毎日の服薬・インスリン注射:精神的・経済的負担の継続

「今の健康への投資」として、再生医療を選択される方が増えています。

まとめ|「治らない」と諦める前に、新しい選択肢を

2026年の糖尿病治療は、かつてないほど選択肢が広がっています。

マンジャロやSGLT2阻害薬といった最新薬は、血糖コントロールと合併症予防において優れた効果を発揮します。特にマンジャロは日本人を対象にした試験で99%の方がHbA1c 7.0%未満を達成という驚異的な結果を示しています。

しかし、「根本的に身体を修復したい」「薬に頼らない身体を取り戻したい」「寛解を目指したい」と願う方には、再生医療(幹細胞治療)という選択肢があります。

大切なのは、ご自身の膵臓の状態と治療の可能性を正しく知ることです。

「自分に再生医療は適応があるのか」「どの程度の効果が期待できるのか」——まずはお気軽にご相談ください。

お気軽にご相談ください

専門スタッフが丁寧にお答えします。LINEなら24時間受付中。

電話受付:10:00〜19:00(水曜・日曜定休)

よくあるご質問(Q&A)

再生医療は1型糖尿病にも効果がありますか?

A. 現時点では、幹細胞治療の報告は主に2型糖尿病での研究が多く、1型糖尿病への効果は限定的とされています。1型糖尿病は自己免疫によりβ細胞が破壊される疾患であり、発症から時間が経ちすぎていると幹細胞投与だけでは根本解決には至らない可能性があります。ただし、残存するβ細胞の保護効果や、1型糖尿病の発症を遅らせる抗体療法(テプリズマブ)の研究も進んでおり、今後の展開が期待されています。

「寛解」と「完治」は何が違いますか?

A. 「寛解」とは、薬を使わずに血糖値が正常範囲に保たれている状態を指します。「完治」は病気が完全になくなった状態ですが、糖尿病の場合、生活習慣の乱れなどで再発する可能性があるため、医学的には「寛解」という表現を用います。寛解を維持するためには、治療後も適切な生活習慣を継続することが重要です。

治療効果はどのくらい持続しますか?

A. 効果の持続期間は個人差があり、数か月から数年と報告されています。効果を維持するために定期的な投与を行う場合もあります。また、生活習慣(食事・運動)の改善を併用することで、より良い結果を維持しやすくなります。

副作用やリスクはありますか?

A. 自己細胞を使用するため、アレルギーや拒絶反応のリスクは極めて低いとされています。主な副作用として、脂肪採取部位の一時的な腫れや内出血が起こる場合があります。重篤な副作用の報告は稀ですが、治療前に十分な説明を行い、ご納得いただいた上で治療を進めます。

現在服用している糖尿病の薬はどうなりますか?

A. 再生医療を開始しても、すぐに服薬を中止するわけではありません。治療効果を見ながら、担当医と相談の上、段階的に減薬を検討していきます。自己判断での服薬中止は危険ですので、必ず医師の指示に従ってください。

減量手術(代謝改善手術)との違いは何ですか?

A. 減量手術は胃を小さくしたり消化管の経路を変えることで、食事量の制限と代謝改善を図る外科的治療です。肥満を伴う2型糖尿病に高い寛解効果(報告によっては82%)が示されていますが、全身麻酔での手術が必要で、術後の食事制限も厳しくなります。一方、再生医療は点滴による投与で身体への負担が少なく、食事制限も必要ありません。それぞれメリット・デメリットがありますので、カウンセリングで詳しくご説明します。

費用はどのくらいかかりますか?

A. 再生医療は自費診療となり、保険適用外です。具体的な費用は治療内容や回数により異なりますので、カウンセリング時に詳しくご説明いたします。医療ローンなどのお支払い方法についてもご相談いただけます。

参考文献

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最終更新日:2026.10.16

                           

【監修医師】

若林雄一                                    

若林 雄一

                                   

セルグランクリニック院長/医師/医学博士

                                   

【専門分野】
再生医療 幹細胞治療 抗加齢医療 予防医療 美容エイジングケア 放射線医学 

【所属学会・資格】
米国再生医療専門医認定機構(ABRM)認定専門医/日本抗加齢医学会 専門医/放射線診断専門医/核医学専門医/日本再生医療学会 会員/日本認知症学会 会員                                        

【臨床実績】幹細胞治療 累計3,000件以上(変形性膝関節症・糖尿病・慢性疼痛・美容エイジングケア等)

【略歴】                                        
神戸大学医学部卒業、神戸大学大学院修了(医学博士)。米国国立衛生研究所(NIH)にて研究に従事。近畿大学医学部講師を経てセルグランクリニック 院長就任

【著書・メディア掲載】
著書:『世界一簡単な再生医療の基礎知識』/米国経済誌「ウォール・ストリート・ジャーナル」掲載 /KBS京都テレビ 出演 /国際学術誌に多数の論文を発表 

【監修者としての方針】
本コラムの医学的内容は、再生医療等安全性確保法に基づき厚生労働省へ再生医療等提供計画15件を届出済み(計画番号:PB5240089ほか)の当院院長が監修しています。科学的根拠(エビデンス)と安全性を重視し、正確でわかりやすい情報発信を心がけています。